残暑がまだまだ厳しいですね。
縁日で氷を張った桶に入ったキンキンに冷えたきゅうり。
炎天下なのに水分90%を保持して、夏にぐんぐんと育つきゅうり。
カリウムの多いきゅうりは、身体への水分補給と熱冷ましには最高の夏野菜です。
冷やしきゅうりは、夏を涼しく過ごすための昔の人の知恵の生み出す食べ方です。とはいえ、暦の上ではもう秋、梅や味噌などを使ったディップで身体を冷やし過ぎない工夫をし、冷たいアイスや清涼飲料水のかわりにきゅうりで火照り取りはいかがでしょう?
きゅうりの陰性と言われる冷やす作用を和らげるには
1.塩をふる
2.日光に当てる
3.圧をかける
4.火を通す
そのまま食べても美味しい家庭で美味しい一夜漬けきゅうりですが、千切りしてそうめん・蕎麦・冷やし中華などの麺類や、冷奴のトッピングにしても。
今日はおつまみや夕飯の前菜にもなり色々な味で楽しめるディップを4種ご紹介します!
【きゅうりの一夜漬け】
〈材料〉
きゅうり 3本
昆布 5㎝(水1カップに漬けて冷蔵庫に入れて一晩置く)
新しょうが 1かけ
鷹の爪 1/2〜1本
塩 小さじ1
酢 大さじ1
ジップロックのような密閉できるビニール袋 1枚
〈作り方〉
1、きゅうりはよく洗って、ざるに乗せて熱湯をかけ表面を殺菌する。
2、1をまな板の上で小さじ1の塩を振って板摺り(※塩を振り、まな板の上できゅうりをこすりつけるように転がす)する。
3、きゅうりの頭とおしりの部分を5㎜ほど切り落とし、上下を逆にして切り口をこすり合わせる。(上下の陰陽バランスがとれるとともに、アクが取れる)
4、一晩浸水しておいた昆布を水ごと小鍋に入れて火にかけ、酢、塩、種をとった鷹の爪、薄くスライスしたしょうがも入れ沸騰したら醤油数滴を入れて火を止める。
5、1のきゅうりをジップロックに入れ、粗熱を取った3を入れて空気を抜いて密閉。冷蔵庫にいれて一晩冷やす。
☆ディップの作り方
【たたき梅しそ】
〈材料〉
梅干し 1個
大葉 1枚
〈作り方〉
種を外した梅干しと、粗みじん切りした大葉を混ぜ合わせるようにしながら、まな板の上で包丁の背でたたく
【焼きにんにくの甘酒ごまみそ】
〈材料〉
味噌 大さじ1
甘酒 大さじ1
すりごま 小さじ1
ニンニク 1かけ
〈作り方〉
1.ニンニクはアルミホイルに包み、味噌はアルミホイルに5㎜程度の厚さに広げて魚焼きグリルに入れて中弱火にかける。
2.味噌は5分ほど焼き取り出す。ニンニクは弱火にしてさらに10分ほどじっくりと焼く。
3.小さなすり鉢またはボウルに2を入れ、すりごま、甘酒を加えてよく混ぜ合わせる。
【ネギ塩ごま油】
〈材料〉
ごま油 大さじ1
ラー油 数滴
長ネギ 2cm(みじん切り)
ヒマラヤ岩塩 小さじ½
〈作り方〉
上記を全て混ぜ合わせる
【アボガドマヨディップ】
〈材料〉
アボガド ½コ
レモン汁 大さじ1
塩 小さじ1
無調整豆乳 大さじ3
なたね油 大さじ3
酢 小さじ1
こしょう 少々
プチトマト 2コ
〈作り方〉
1.アボガドは皮ごと縦半分に切り、種を外し、皮をむいてレモン汁をかける
2.フードプロセッサーにプチトマト以外の材料を入れて攪拌する。
3.器に移し、プチトマトを適当な大きさに切り混ぜ合わせる
まだまだ蒸し暑いですが、そろそろ立秋、風の感じが変わってきました。
冷房による冷えも溜まってきている頃だと思います。
夏野菜も食べ方も少しずつ変えて、身体を冷やしすぎない味噌や梅などを組み合わせて食べると、バランスが取りやすくなります。
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